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1)序章「ゴドルフィンはなぜあれほどまでに強い馬を送り続けることができるのか?」
海外競馬の門を叩いた頃から自分の中で長年抱え続けてきたこの命題。ヨーロッパ、そして世界の競馬を知れば知るほどに、ゴドルフィンの強さとその影響力に驚かされるばかりで、「ゴドルフィンとは一体何なのか、どうしてあれほどまでに強い馬を出し続けることができるのか」、この疑問は私の胸の中で膨らんでいった。
優れた遠征ノウハウ、世界中のセールで名馬を買い付けてきた相馬眼、Sulamaniなど3歳で終わったと思われていた馬たちの見事な再生劇、シェイク・モハメド殿下を中心としたオーナーシップ、拡大を続け、世界の競馬界において最大の影響力を持つに至ったその成長力・・・。単純には片付けきれないほど、数多くの要因が重なりあって、彼らは成功を続けてきた。
もちろん、競馬の世界であるからには、彼らとて常勝であることはありえない。ときには手痛い失敗をし、何度も苦い目にあってきた。しかし、長いスパンで考えると、これまでにない成功を収めていることは紛れもない事実であろう。未だケンタッキーダービー制覇という悲願は達成されておらず、画竜点睛を欠いている状態とも言えるが、世界中の大レースで彼らは栄冠を手にしている。
「オイルマネーで良血馬を買い漁っているだけだ」という非難もよく耳にする。「圧倒的な資本にモノを言わせてのものに過ぎない」という指摘もあながち間違いでもないだろう。しかし、資本の力だけでゴドルフィンがここまでこれたはずがない。ドバイワールドCの成功をはじめ、常に先を見据えた競馬事業の的確さ、国を挙げての支援体制、そして何よりシェイク・モハメド殿下の競馬への情熱、それらがゴドルフィンをここまでの組織にしてきた。カネで馬をかき集めたところで、短期的な成功は得られても、長期的に成功を維持することは難しい。
私は、ゴドルフィンの本当の強さとは一体何なのか、それを知りたいと思った。競馬で国を変える、世界を変えるとはどういうことなのか、どうしてゴドルフィンにはそれができつつあるのか、それを解き明かしたいと思った。そのためには、まずゴドルフィンが成功した事由を一つ一つ丁寧に追っていこうと思い、これを書いている。過去には、カナダのE.P.テイラー、フランスの木綿王マルセルブサック、現在ではアガ・カーン4世、アイルランドのクールモアグループ、フランスの海運王ニアルコスファミリーなど同じように豊富な財力を元に競馬事業に参入し成功を収めた人・グループと、何が同じで、何が違うのか。一体、ゴドルフィンとは何なのか、何故にこれほどまでに大レースを勝つことができるのか、その一端にでも触れることができればと強く願う。
4・5日前からずっとゴドルフィンについて調べているが、さすがにゴドルフィン。一筋縄ではいかない。下手すると、ライフワークになるかもしれないほどで、とりあえずここまで。ある程度出来ているものの、公開するとなると少しためらわれる。今日のところは意思表明というところでご勘弁いただきたい。英ダービー、英オークス、コロネーションC、安田記念と気になるレースが目白押しの今、なぜだかゴドルフィンについて毎日調べている。Dubawiが英ダービー制覇となれば、さらに筆が進むところだが、果たして。
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- 2005/06/02(木) 22:38:37|
- ゴドルフィン・ダーレー|
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トラックバック:0|
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コメント:5
マルセル・ブサック、アガ・カーン殿下、ニアルコスファミリーなどは優秀な牝系を手に入れることができた(入手方法はそれぞれ違えど)という下地がありますけど、Godolphinに関してはそれが無いわけですよね。欧州では異端とも言えるのでしょうか。その辺り、次回作を期待してます☆
- 2005/06/03(金) 00:01:41 |
- URL |
- ろぜ #dQurB5mM
- [ 編集]
いや、ありますよ! それをずっと今やっているところでして、もうすぐUPできるはず・・・です。
- 2005/06/03(金) 00:56:29 |
- URL |
- くろうま #-
- [ 編集]