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なんかちょっと違うんじゃないかと思った

まずは国内の壁を取り払うこと

 岡田総帥が、5月に寄せた巻頭言。なるほどと思わされることも多いこのコラムだが、今回読んでいてちょっと違うんじゃないだろうかと思った。

 要約すると、外国に開放すると日本の生産界が淘汰されるから、その前に国内の開放化を進めてほしいというものだが、岡田総帥の言葉にある、「しかし、圧倒的な資金力を誇るマクトゥームファミリーに対抗できる力など、今の生産界にはないのです」という部分、これをマクトゥームファミリーから社台グループに置き換えて、文脈に違和感を感じる人がいるだろうか。

「しかし、圧倒的な資金力を誇る社台グループに対抗できる力など、今の生産界にはないのです」

 私は全く違和感を感じなかった。現在起こっている状況で、幾度となく言われてきたことだと感じる。

 今年に入ってからのレースを鑑みるに、社台グループ、特にノーザンファームに対抗できるところなどあっただろうか。地方競馬に馬を送り出している中小牧場は地方競馬の相次ぐ廃止により廃業もしくは縮小を余儀なくされ、JRAに馬を送り出している中規模牧場・小牧場にしてみたところで、社台に勝てるところなど見当たらない。せいぜい、下河辺などいくつかの大牧場が思い浮かぶくらいだ。「二大勢力(クールモアグループ、マクトゥームファミリー)に制圧された感のあるイギリスの状況に、日本も近付くでしょう」というが、個人的には社台グループという一大グループに制圧された感を日本の競馬にもつ。というより、もっていない人がいるのだろうか。

 日本の競馬は、社会から切り離された世界の元で行われきましたと認識している。例えば、日本の騎手。○○騎手の息子、○○調教師の息子、○○厩務員の・・・など、競馬関係者ばかりが並ぶ日本の騎手。ある意味、競馬会の中で一番わかりやすい形で開放化がされている(一番閉鎖的な部分が開放されつつあるという意味で)が、その現状はどうだろう。数百倍という難関を突破して、競馬学校に入学した生徒たちが、無事に卒業しデビューしたところで、既得権の方々(すでに実績を挙げている騎手)が立ちはだかっていて、騎乗馬を確保することすら難しい。その上、地方騎手・外国人騎手が参入し、状況はさらに厳しくなっている。

 再度、岡田総帥の言葉を引用する。

「完全にオープン化され、外国人馬主が認められれば、日本の高額な賞金を求めて海外のトップホースが押し寄せるはずです。世界で最もレベルの高いレースが展開されるでしょうが、国内の生産者や馬主は簡単に淘汰されてしまいます」

 この言葉の一部を置き換えてみる。

「完全にオープン化され、地方騎手・外国人騎手が認められれば、日本の高額な賞金を求めて地方・海外のトップジョッキーが押し寄せるはずです。世界で最もレベルの高いレースが展開されるでしょうが、JRAの騎手は簡単に淘汰されてしまいます」

 現在、完全にはオープン化されていないものの、そういう状況が繰り広げられているといっていいと思う。デビューし、実績を残せなかった騎手は、障害に乗るようになり、やがて調教助手に転向していく。実力のない騎手、真剣さに欠ける騎手、甘えがある騎手は、次々に淘汰され、実力があり、真剣さに満ちた地方騎手、世界トップクラスの技術を持つ外国人騎手が、勝利をおさめていく。騎手の世界では開放化が進みつつあるのに、なぜ生産・馬主だけだめなのか。言うまでもない、自分たちがその既得権にいるからだ。

 馬主にしてみたところで、現在馬主が減り続けている状況。個人馬主は減り、目に付くのは赤と黒の勝負服。生産、調教、騎手、馬主。いずれにおいても、閉じられてた世界で一人勝ちもしくは、数人がパイを取り合う状況で、残りはどんどん苦しい状況に追い込まれている。このまま閉じられた世界の中でやり続けたところで、ジリ貧なのはどう見ても明らか。

 日本の企業のなかで、外資にさらされていない企業なんてあるのだろうか。みんな外資の参入を受けて、外資に負けないように自己改革を求められ、今までのやり方を改善し、よりベストなやり方を追及している。楽じゃない。楽じゃないけど、外資がきたら淘汰されるから外資が来るのをやめさせろなんてことを言っている経営者がいるだろうか。「GMがきたら、GMと対等に戦うのは不可能です」、なんてトヨタの経営者が言うだろうか。

 ただ、外国に開放すればいいという問題でもないが、外国に開放すると淘汰されるので、開放はやめてくださいというのも違うだろう。そして、地方に開放すればいいという問題でもないだろう。

 最近の国際レース、日本馬は全く勝てなくなった。もちろん、さまざまな要因が絡み合ってのものなのだろうが、この結果を競馬界はどう受け止めているのだろうか。日本馬の衰退、香港馬の台頭。この明白で単純な事実に、いつになったら日本の競馬界は気づくのだろうか。馬場が違う、遠征が・・・、ホームアドバンテージが・・・。じゃあ、どうして香港馬は日本に来て活躍できるのか。香港馬は、地元での国際レースはもちろん、国外でも国際レースでなぜあそこまで活躍できるのか。どうして日本の馬は海外で勝てないのか。この事実を真剣に受け止める必要があると感じるのは私だけだろうか。
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  1. 2005/06/10(金) 01:59:05|
  2. 日本|
  3. トラックバック:1|
  4. コメント:6
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コメント

結局いつまでも国内での自己完結競馬をやっているから、競争が無いんでしょうね。
くろうまさんの指摘のように、既得権を手放すのが怖いんでしょう。
最近地方騎手が中央で手綱を取ることが多くなっているようになるのを恐れているといったところでしょうか。
SilentWitnessが遠征、苦手なマイル戦にも関わらず、安田で2着に来たのを見て香港に逆転される日は近いでしょう。というかもう逆転されているのかも。
  1. 2005/06/11(土) 19:29:55 |
  2. URL |
  3. hidemite #S4chFFcA
  4. [ 編集]

Silent Witness、Cape of Good Hope、Vengeance Of Rain、Bullish Luckなどの活躍、昨年の香港国際競走での日本馬の敗戦を見ていると、日本馬が香港馬にかなりの差をつけられつつあるんじゃないかと危機感を覚えます・・・。
  1. 2005/06/12(日) 01:08:03 |
  2. URL |
  3. くろうま #-
  4. [ 編集]

それこそなんかちょっと違うんじゃないかと思う

SilentWitness、安田で3着じゃありませんでした?>hidemite #S4chFFcAさん

海外の国際G1で3着以内ならテレグノシスやG1未勝利のローエングリンもしてますし、勝つこともあれば負ける事もあるのが競馬だと思うのでこういう結果も当然だと思うのですが、私はむしろSilentWitnessが17連勝できる香港競馬のレベルという方が気になりますよ。基本的に馬産しない国なんで仕方ないんでしょうが、トップグループとその下の差が広がりすぎてる。香港国際競走などでの日本馬の凡走だけで「香港馬」に差をつけられてるなんて発想はとても持てません。
  1. 2005/06/15(水) 12:41:01 |
  2. URL |
  3. shige #-
  4. [ 編集]

反論、ありがとうございます。

まず、主観的判断に左右されやすい「強さ」の基準ですが、私は国際G1で結果を出せることを一つの目安としています。国内では強いけど、国際G1(国内・国外含む)で結果を出せないようだと評価は落ちます。結果を出すとはどういうことかというと、最高の結果は勝ちですが、悪くても2着、3着、最悪でも掲示板に載るということです。また、同じく国際G1でも、地元で行われたものとアウェーで行われたものでは当然ですが、価値が異なります。ですから、凱旋門賞を勝ったものの地元のロンシャンでしか結果が残せないバゴよりも、アメリカ遠征でも結果を出したウィジャボードのほうを評価しています。やはり、限定的な条件でしか強さは発揮できない馬よりも、さまざまな条件下におかれても安定した力を発揮できる馬を評価したいんですよ。

Silent Witnessが17連勝できる香港競馬のレベルとありましたが、国内で戦っていたという点は確かにありますが、地方の○○連勝のようにレベルの低い相手とばかりやっていたわけではないと思います。例えば、常にSilent Witnessの後塵を拝していたCape of Good Hopeですが、スプリンターズSで3着。他にも豪州・英国などできっちり結果を出して、グローバルスプリントチェレンジの初代チャンピオンの座はほぼ確定です。というより、Silent Witnessの安田記念3着は、香港では17連勝できても、国外出れば弱いんだなという結果だったっと私は思ってないんですが・・・。

04年12月の香港国際競走については、あえて何も触れません。しかし、香港馬が地元で必ずといっていいほど結果を出して、国外でもちゃんと結果を出しているというのは紛れもない事実だと思います。

勝つこともあれば負ける事もあるのが競馬というのは確かにおっしゃるとおりです。しかし、同じ負けるにしても、さすがだなあと実力の片鱗を見せながらも負けたのと、力を全く発揮できず何もできないまま負けたのでは評価が違って当たり前だと思うんですよ。

03年のテレグノシス、ローエングリンは確かにすばらしかったです。01年、02年の日本馬も海外ですばらしい成績を残しました。しかし、03年以降、テレグノシス、ローエングリンの2つの快挙、ダンスインザムードのアメリカンオークス・2着のほかに日本馬が目立った活躍をしてましたでしょうか?単に私が思い出せないだけかもしれないですが、03年以降目だって日本馬が海外で活躍できなくなったのは、残念ながら日本馬のレベルが低下してきていると考えられないでしょうか。そもそもの遠征の絶対数自体が少ないというのも、如何なものなんでしょうか。遠征のメリットが少ない、デメリットが大きいということも確かにありますが、この国際化の時代に、遠征はメリットが少ないから、賞金の高い国内でだけでやってればいいんだよという考え自体、国内のホースマンの意識の低下と考えるのはいきすぎでしょうか。和田オーナー、渡部オーナー、岡部騎手、など先駆的なホースマンが切り開いてきた道が、その意思を継ぐものがいないために再び閉じつつあるような気がします。
  1. 2005/06/17(金) 00:26:12 |
  2. URL |
  3. くろうま #-
  4. [ 編集]

見事な国際化だw

> 日本馬の衰退、香港馬の台頭。
要するに、日本も馬産やめて香港みたく英国や豪州から「せん馬」買い漁ってくれば良いのですよね。
たった2~3のレースや1~2年間に結果が出ないと、こんな風に文句言われるのに、日本の生産者はほんとにダメだね。意識低いよ。馬産そのもの禁止だね。

あなたの意見を要約するとこうなりますが判ってますか?
  1. 2005/06/20(月) 03:21:15 |
  2. URL |
  3. naansi #-
  4. [ 編集]

どこをどう「要約」すればそういう結論になるのか理解に苦しみますが、日本語のわかる人間はそういうのを曲解といいます。

日本馬が弱いと書くと、過剰反応を示す人が多いのはなぜなんでしょう。

Cape of Good Hopeが結果出しまくってのに、「たった2~3のレースや1~2年間」日本馬が結果を出せていないことに対して、そろそろ危機感を持つべきじゃないかとそういいたかったんですが。

あと、タイトルにwを入れるのはバカ丸出しなんでやめたほうがいいですよ。
  1. 2005/06/20(月) 06:50:52 |
  2. URL |
  3. くろうま #-
  4. [ 編集]

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