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クレイボーンファームの母、ワデル・ハンコック女史が死去

Claiborne Farm matriarch Hancock dies (Thoroughbred Times)
Waddell Hancock, Matriarch of Claiborne Farm, Dies
(The Blood-Horse)

Horse Racing Matriarch Dies at 90 (Yahoo! News -AP- )
Claiborne Farm matriarch Waddell Hancock dies at 90 (courier-journal.com)

 米・ケンタッキー州で一大勢力を誇るクレイボーンファームの母Waddell Walker Hancock女史が、現地時間17日(金)にケンタッキー州の自宅で亡くなっていたことが明らかになった。享年は90歳だった。死因は明らかにされていない。

 クレイボーンファームは、1910年にArthur Boyd Hancock Sr氏が設立した名門牧場で、57年に創始者であるArthur Boyd Hancock Sr氏が亡くなってからは、氏の息子であるArthur B. "Bull" Hancock Jr氏が後を継いでいた。72年にArthur B. "Bull" Hancock Jr氏が亡くなると、Waddell Hancock女史の息子Seth Hancock氏が後を継ぎ、現在に至っている(正式にはクレイボーンファームはWaddell Hancock女史の3人の子供であるSeth Hancock氏と、Nancy Clay Hancock女史、Waddell Walker Hancock女史の共同所有)。クレイボーンファームは間違いなくアメリカを代表する名門牧場であり、Waddell Hancock女史は夫であるArthur B. "Bull" Hancock Jr氏の在命中はもちろん、亡き後も長きにわたりクレイボーンファームを支えてきた女性である。

 Waddell Hancock女史は1941年にArthur B. "Bull" Hancock Jr氏と結婚。現在クレイボーンファームを率いるSeth Hancock氏、米・ストーンファームのオーナーであるArthur Hancock III氏、Nancy Clay Hancock女史、Waddell Walker Hancock女史と2人の息子に2人の娘がおり、それに8人の孫に恵まれている。Arthur Hancock III氏は、日本ではサンデーサイレンスの生産者・馬主だったこと、Fusaichi Pegasusの生産者ということでも知られている。

 彼女がクレイボーンファームを支えてきた間、最優秀生産者、最優秀馬主として3度のエクリプス賞を受賞しており、73年には米3冠馬Secretariatが種牡馬としてクレイボーンファームで繋養されることになった。また03年には、24のステークスレース(うち20のグレードレース)を制したことから、キーンランド競馬場からゴールドボウルを贈られている。これは彼女の悲願であり、史上初にして唯一の快挙でもある。

 クレイボーンファームという米競馬界の一大勢力を支えてきた女性という意味を込めて、各ニュースのタイトルには、Matriarch(メイトリアーク=女首領・女性のボスと意訳したい)の文字が。「Horse Racing Matriarch」というタイトルには米競馬界に多大な影響を与えてきた競馬界の母であるWaddell Hancock女史に対する敬意と弔意が表れているように思える。

「Among the people she entertained there were Queen Elizabeth II and actress Helen Hayes.(彼女は周りの人々を、まるでクイーンエリザベス2世や女優のヘレン・ヘイズがそこにいるかのように楽しませる)」

と評されているように、周りの人を楽しませることを忘れない、気品と優雅さを持ち合わせた女性だったのだろう。息子のArthur Hancock III氏が母について語った

「mother would feed Claiborne guests "the most delicious meals, have wonderful parties for them, and send them away feeling like kings. They went back home raving about Claiborne Farm.(母は、クレイボーンファームを訪れたお客さんに、一番のご馳走を出して、すばらしいおもてなしで彼らを迎える。そして、彼らが帰る際には、まるでお客さんが王様であるかのように送り出し、お客さんはクレイボーンファームのすばらしさを語り合いながら家路に向かう)」

という言葉からは、彼女の人となりが伺える。クレイボーンファームと社台ファームの比較はよくなされるのだろうけど、吉田和子さん、吉田千津さんがどちらかというと、夫を支えるタイプの女性であるのに対し、Waddell Hancock女史は夫と共に表に立ち、いろんな人の面倒を見ていく行動派の女性だったのかなあと思う。最も吉田千津さんは、面倒見のいいタイプでお姉さんタイプともいえるかもしれない。本人にお目にかかる機会がなく、あくまで私見ではありますが。ということを考えると、メジロの故北野ミヤ女史に近い存在だったのだろう。Arthur B. "Bull" Hancock Jr氏とWaddell Hancock女史の関係を推するに、メジロ牧場を築き上げた故北野豊吉氏とそれを支えた故北野ミヤ女史の関係を考えるとわかりやすいのかもしれない。

 巨星落つとまではいかないまでも、アメリカの競馬界のある種の象徴で、長年にわたり影響を与えてきたWaddell Hancock女史。単なる競馬界の一重要人物という扱いでないことは、通信記事とはいえさまざまなメディアに訃報が載っていたことを考えて明らかで、改めてWaddell Hancock女史のご冥福を、心からお祈りしたい。

●関連サイト
Claiborne Farm
Stone Farm

【追記】
1週間前の記事ということには目をつぶってください。クレイボーンファームのヒストリー全14ページを読破しようなんて無謀なことをしていたり、いろいろ調べているうちに時間が過ぎてしまいました。
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